11/25/2014

モミジ






秋も真っ盛りで近所の遊歩道の紅葉も奇麗に染まっている。
たくさんの人が立ち止まって写真を撮っている中、一緒にまぎれてモミジ狩りをしてきた。

一番好きなのは落ち葉が風で舞いながら落ちていくところ。
うまく言えないが心がふわってなって気持ちいい。
写真にはなかなか撮れないし、動画で撮ってもやはり何か違う。
その場所、その時間、その動きのある瞬間が好きなのだと思う。
好きなのに手に入らない、手放し続けなければならないそのもどかしさにいろいろ考えさせるところがまた好きなんだと思う。


奇麗な景色を見たとき、写真などにおさめて自分のものにしたいという欲求がおこる。技術的に奇麗な写真を撮りたいという 気持ちもあるけれど、それよりもなんとかその心地よい時間を切り取ってとっておきたいという感情がおこるのだ。でも、その変わりゆく時間の中に身を委ねて、心地よい時間だけに固執せずに、潔く手放していける心情の時の方が、落ちていく葉を、その心地良さを、より全力で全身で感じることができるように思う。

こんな哲学的なことを大昔から人々は秋の景色を見ながらあーだこーだと言っていたんだろうなぁ。



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