2/12/2015

Coming To an End

作品が一つ完成しました。これからこの作品を通して、みてくれた人がどんなことを感じてくれるのか。楽しみです。


新しい作品を描こうと思う時、描きたいと思うテーマはもちろんざっくりとあるけれど、描いている過程でそれはどんどん変わっていくし、これをこういう意味合いで描いたから、人にもこういうことを考えて、こう感じてほしいということは、基本的に思わない。自分が思い感じたことを一度自分の体の中に溜め込んで、それが感情や記憶というブラックボックスを通して一つの作品が出来た時点で、ひとまず自分に出来ることは完結する。

基本的には自分の事を考えて、自分のために描いているその作業自体に浄化作用があると思うのだけど、その作品を人に観てもらい、その人の話を聞いたり、自分の話をしたり、あるいは作品の話でなくても、作品を通じてその人と親しくなっていけること自体がまずありがたく、また作品を通じて、その人の感情や記憶をたどってその人の中に入り込み、その人を知り、理解しようと努めることで、また新しい世界が見えてきて、巡り巡って自分が救われていく。

とにかく、一度完成し自分の手を離れた作品は、そこから人に観てもらい好きなように感じてもらうことで無限にその意味合いを変化させていくのだから、みんなアートなんて知識とか建前とか様式とかプライドとかはひとまず置いておいて興味があるものを好きなようにみたらいいのにと思うのです。

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